『この世界は間違っている!』

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マリーは俯いた表情でこう呟いた。 『この世界は大魔王デーモンキングに支配されているのだから…』 『大魔“王”? そうか♪そいつを討ち取れば我輩が王に成れるという事だな!簡単簡単♪』 『馬鹿ー!』 マリーは大きな声で怒鳴った。 『あんたは大魔王の恐ろしさがわからないの? 私達はひっそりと生きるしかないの!』 『分かっておる だが、恐怖で支配するなんて真(マコト)の王ではない だから我輩が王に成って皆を笑顔にしてやる!』 なんの臆する事もなくトーマは言い放った。 『我輩が王に成った暁にはマリーお前を…』 『えっ?///』 『我輩のメイドにしてやろう』 ボカッ 『こんのぉ…馬鹿ぁぁ!!!!』 鬼のような形相でマリーは去って行った! 『凶暴女め…』
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