0人が本棚に入れています
本棚に追加
『そうと決まれば天下統一の旅にでねば…』
トーマは身支度を終え、一軒の家を尋ねた。
『村長いるか?』
『ん?トーマか
どうかしたか?』
『うむ、ちょっと大魔王を討ち取ってくる』
『正気か!?
いやまぁ止めはせぬが…』
『親がいない我輩にとって貴方は
じぃやの様な存在だ』
『誰がじゃ!』
『今までありがとうございました!』
トーマは村長に一礼した。
『本当に行くのだな…道中気を付けるのだぞ』
トーマは村長の家をあとにし、村を出ていくのであった。
『我輩は必ず大魔王を討ち取り、王になる!
だから…
皆の者!王の帰還を待っておれ!』
最初のコメントを投稿しよう!