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そんな少女に京夜は質問する。
「・・・・誰だ?」
「あ~、自己紹介がまだだったね、私は天照ヒカリ(あまてら ひかり)!光の神です!ヒカリって読んでね!」
「・・・・っは?」
天照ヒカリ?光の神?なんだこいつ、頭がいかれてるのか?つーか、どこから現れやがったんだこいつ。
京夜が訝しげに目の前の少女、ヒカリを見ていると、ヒカリは不機嫌そうに言ってくる。
「あ~!今、頭がいかれてる、っとか思ったでしょ~!ひどいな~」
「なんでわかんだよ」
京夜は落ち着いたらしく、普通に喋れていた。
自分でも驚くくらいに
「やっぱり~!でも私は正真正銘の光の神様です!」
「あ~はいはい、嘘はいいから嘘は」
「嘘じゃない~!信用してよ京夜~」
「子供騙しもほどほど・・・・って何で俺の名前知ってんだ?」
「本当に覚えてないか・・・・」
呟くようにヒカリは言った。その声は京夜に伝わらず、京夜からは笑顔が少し崩れたようにしか見えなかった。
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