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わからない・・・・なぜあんなことを言ったんだ?
京夜は帰り道を歩きながら先程の事を考えていた。
なぜ、俺は他人の悪口でむかついたんだ?・・・・わからない・・・・
そんな事を考えていると、後ろからこちらに向かって走ってくる影があった。
「京夜!」
「ん?」
振り返ると、後ろには華奈がいた。
またモジモシした様子で話しかけてくる。
「べ、別にに走ってきたんじゃないんだからね!で、でもさっきは・・・・ぁ、ありがとぅ」
「あぁ」
そう言うとまた京夜は歩き始めた。
華奈はモジモジしたまま質問してくる。
「あのさ、な、なんで、私の悪口を言った人を怒ったの?」
「・・・・さあな」
「え?」
「俺にもわからない」
「そ、そう・・・・」
京夜の迷いのない答えになぜか華奈は沈んでしまった。
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