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続いて京夜も質問する。
「なあ・・・・なんで、俺なんかとお前は話すんだ?」
「え?」
この幼馴染みは、整った顔、大きな目、肩までのショートヘアーが特徴の、一言で言えば美少女だ。
女子からも人気があり。
男子からも人気なため、告白されたことは数え切れない程もあるという。
しかし、告白はどれも必ず断り、なおかつ親しく話す異性は京夜だけだった。
「それは・・・・京夜は幼馴染みだから・・・・」
「そうじゃない、嫌われ者の俺を、なんでお前みたいな人気者が絡んで来るのか聞いてんだ」
「そ、その・・・・べ、別に誰と話そうが自由でしょ!」
「・・・・もういい」
京夜は答えになってない返答を聞いて、呆れたように前を向いて歩き出した。
そのすこし後ろを香奈も歩き、二人は帰路を無言のまま帰った。
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