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朝、それは全ての生物にとってその日の始まりを示す時。
ある人にとって待ちわびた時、ある人は来ない事を望む時。
色んな人がこの朝という時を色んな形で望んでいる。
そして俺は―――
ジジジジジジ
「めんどくせぇ」
何故朝というのはこんなに気持ち良い天国(眠気)から俺を出そうとするんだろう。
片手だけ動かして仕事を忠実にする目覚まし時計を黙らせる。
夏休みぐらいゆっくり眠らしてくれ。
ジリジリジリジリ
外界からこちらからは黙らせられないできない電話が鳴りだした。
しばらく放置すれば
ジリジリジリジリ
もう少しすれば
ジリジリジリジリ
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