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あとちょっ―――
ジリジリジリジリジリジリジリジリ―――ガチャッ
「はい、三城(ミキ)ですけど」
『こらー!智也!』
この脳内に突き刺す声は我が姉であり、担任教師でもある真島舞(マシマ マイ)であった。
「ねぇちゃん、こんな朝ぱっらから何の用だよ?」
『何が朝ぱっらよ、時計見なさい』
先ほど黙らせた目覚ましを見ると短針が1に近づいていた。
「もうすぐ1時か、まだ眠れる」
『あんた、今日の1時から夏期講習じゃない』
「もう間に合わないな。今日は休みます、先生」
『初めの講習はあたしのなの!それを弟が休んだら格好が付かないから来なさい!』
「えー」
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