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タタタ、、、
夜の街に足音だけが響く
足音の正体は1人の男性のもので、顔の表情はくつうにゆがんでいた。
「なんで俺がこんな目に!!」
喋らないほうがいいと分かっているが、つい口に出してしまう
そう男はある1人の人間に追われていた
男にとってその追跡者は脅威そのものであり、逃げずにはいられなかった
“とにかく今まければ問題はない!”
男は走りながら心の中でそう呟く
男には仲間がいていわゆるアジトと呼ばれるものが存在していた
男はありとあらゆる道を走りな
がら考える
何故自分の“正体”と“やってきたこと”がばれたのかと
しかしそう考えながら不思議なことに気づく
“さっきまでのおってきたやつの気配がない?”
男はそういう気配に敏感な“生き物”であるので不思議に思った
“どこに行った?”
男は自分の感覚をたよりにあたりを見渡すがどこにも気配はない
しばらくして男は追跡者をまくことに成功したと感じた
しかし心の中で深く安堵した瞬間だった
目の前に一つの影が舞い降りた
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