0人が本棚に入れています
本棚に追加
2010年8月12日19時23分
弘貴は、いつも通りお風呂から出、
自室に向かう所だった。
親は見栄を張るのが好き。
そのおかげで弘貴はかなりの苦労をしており、
数人の友達は居るが学校ではいじめらている。
彼女も居るが付き合ったせいで
彼女の悪口を言われ放題、毎日それを聞く。
俺なんて居ても迷惑。
居なければいい、消えればいい、
忘れられればいいのにって
思ってた。
「うわっ!」
突然の貧血が弘貴を襲い、床へ倒れた。
壁で頭を打ち、廊下の壁にもたれかかりながら気絶した。
夢を見た。
真っ暗な所に弘貴と、弘貴の友達や彼女、
それに親と親戚、学校の奴等
今まで弘貴が関わってきた全ての人間が居る。
一人が弘貴に問いかけた。
「お前、本当に死なないんだよな?」
弘貴はびっくりしたが、普通に返答をした。
「あぁ、死なねえよ」
そしてしばらく友達と彼女が居る輪の中で喋っていたが、
いきなり一人がこっちを向く、そして
「じゃあな」
と言い、消えた。
続けてみんな消えていく。
「おい、何処に行くんだよ」
弘貴が問いかけると一人が答えた。
「何かお前が居ない世界だってよ」
弘貴が訳が変わらないと言う顔で
一人暗闇で立っていたら、
気を失いまたそこに倒れた。
そんな夢。
最初のコメントを投稿しよう!