一人目は忍者の子?

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この人はスターウォーズオタクな中学からダチの山本哲郎だ。(俺はテッチャンと呼んでいる…)端から見たら丸坊主だから、野球部員にでも見られる事がしばしばあるが、実は天文部。俺と変なノリを交わせる間柄だが、さっきの質問は完全にノリではないです、ホントに―― ――ごめん(笑) 「おまえ…そこの青髪の可愛い女子と知り合いか?」 「ん?」 テッチャンは俺の隣を見るように目で促している。俺も反応して横の席に目を向けると、あの留学生が立っていた。だが、彼女は席に座る様子がなく、困った表情をしている。 「座らないんですか?またベジー……じゃなかった、先生に言われますよ?」 「あ!イチ殿………実は……挫いた足のせいで………」 ふぇ?椅子に座れないんですか?普通に座ればどこにも問題は無いはずですが……… 「………正座が出来ないでござる………」 思考に問題があったあぁぁ!!櫻井さんの“普通”って何だろう…… 「みんなの様に座ればいんだよ♪」 テッチャン…………絡みを求めているのか?ってか、ツッコミ入れなくていいの? と思いつつ、テッチャンの的確なアドバイスに俺も笑顔で頷いて加勢。これなら普通が分からなくても受け入れざるをえないだろう! 彼女は周りをキョロキョロと見てから『しまった……』みたいな、少し顔色がブルーな感じになってました。フッフッフッ、予想通りの反応――… 「し、しかし…その様な座り方では敵の奇襲にすぐに対応出来ないでござる……」 ゴオオオオォォォ!!! 春にも関わらず北風が吹き荒れている様な気分……もはや、次元が違うとしか言い様が無いんですが………敵って誰ですか? 「解ります!ダース〓モールと戦っている最中に見せたクワイ〓ガンの正座と同じですね!?」 哲郎おおぉぉぉ!!! お前もダークサイドなのか!?選ばれし者だったのにっっ!!
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