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テッチャンに軽く裏切られた後は櫻井さんを何とか説得させて椅子に座らせる事が出来ました。今はこんな(細かい)事で達成感に浸っていた自分が何だか悲しいです………
「下の名前は何ていうの?」
「梵(そよぎ)でござる♪」
「可愛い名前だね~♪俺は山本哲郎、ジェダイマスターだ!」
「むぅ??じえ…いだい……?」
「フォースを扱う者さ!」
「ふ、ふお……ぉうす?ふおすぅ?」
………ツッコミ所が多すぎ……俺そんなにさばけないよ。それと、ベジー………じゃなかった、先生に怒られるぞ……
「そこのお前ら!いつまで話し込んでるんだ!!」
(あーあ…怒られちゃった………)
今回、俺は無関係の立場だから…みたいな顔で山本を見た。俺以外の人も山本と櫻井さんに視線を送っていた。そんな冷たい視線の中、山本は立ち上がって変な事を言い始めた。
「あなた(櫻井さん)にフォースと言うものを見せてあげよう!」
な……こいつ、何を?ベ………もうベジーでいいや!ギャリック砲が飛んで来るぞ!?
「何変な事をベラベラ話してんだぁあぁぁ!!」
ベジーの手からは光り輝く物が物凄い速さで発っせられました。まさかホントにギャリック――…
…――ただの黒板消しじゃん…………
黒板消しは第一宇宙速度ぐらい(嘘)でベジーから発射され、テッチャン目掛けて飛んできた。しかし、テッチャンはそれを難無く避け…………
「………へ?」
テッチャンの後ろにいた俺の目の前に猛スピードで飛行している黒板消しが現れた。ヤバい……俺死ぬ………ベジー、教育委員会行きだな、ハハッ……
…………ってか、哲郎のバカヤロー!!!
絶望を感じたその瞬間、まさしく天からのお助けの声(そう聞こえた)が――…
「危ないでござりゅっ!!!」
あ、噛んだ…………
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