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って…そんなことがあってね…。
きっとりっちゃんはここに
いるって思ったの。」
美佳子は心から笑顔になる
「あの子らしいね…。ほんと優しい子…。」
そして、美佳子は二人を呼ぶ
「梨華ー!瑠華―!」
しかし、返事はない
真っ先に気づいた空は小声で言う
「美佳子…二人とも寝ちゃってるよ…。」
「えぇ?…あらほんと…幸せそうだわ…。」
そして、空は梨華を背負い
美佳子は瑠華を背負い
四人でゆっくり体育館へと戻った…
梨華と瑠華の手はぎゅっと繋がれていた…
二人はその手が外れぬよう
ゆっくり…ゆっくり…
こうして球技大会初日は幕を閉じる…
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