入学

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急展開に省吾も驚きを隠せない それどころか 「やった!!またアイツと勝負出来るんだな!!」 昌也に至っては大喜びだ。 そうこうしていると ベンチから優しそうな顔の人が 出てきてこっちにきた。 「ようこそ、多磨校野球部へ監督の真島一馬だ。よろしく」 「あ、斎藤和也です。よろしくお願いします。」 「皆、練習に戻って!!斎藤君こっちに来てくれる?」 と言われ連れて行かれた先は 歴史を感じるブルペンだった。 「右?左?」 若い監督は防具を着けながら 和也にそんな事を聞いてきた。 「ひ、左投げです。」 「じゃ、はいグラブ。」 グラブを渡されマウンドに 行くように促されたので マウンドに急いで向かい キャッチボールを済ませた。 「それじゃ、お手並み拝見♪」
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