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オレが目を開けて、最初に飛び込んできたのは見覚えのない天井だった
(あれは夢…だったのか?)
しかし、頬に残る冷たい感触が夢でないことを物語っていた
脳が鮮明になったところで、自分がベッドに寝かされていたことに気づく
周囲を見渡す、部屋は全体的に洋風であった
天井から垂らされた証明、部屋の中央に置かれたテーブル、どれも古いイギリス映画などでよく見る家具を連想させた
奥に目をやると、窓からの日差しが、今が朝であることを知らせた
オレはベッドから降りて立ち上がり、少し歩き回った
すると、テーブルの上の花瓶の横に、『あの』本が置かれてるのを見つけた
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