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「俺……何の心配もせずに一人旅に出向いてくる!」
「ちょっと待て翔太ぁ!」
亮佑はビールの缶を片手に翔太を振り向いた。
「お前絶対態とだろその台詞!」
「何だよ親父、そんな根拠何処に有るというんだ」
「台詞がちょっと芝居掛かってるんだよ!」
「ってか佐和子!」と亮佑は佐和子に詰め寄った。
「俺にとってお酒というものは命の水なのですよ!?」
「お酒にそんな代名詞は無いと思うわ」
「比喩表現だよ佐和子!
つーか出来ればこっち向いてくれ!」
亮佑の言葉を受け流しながら佐和子はテレビ画面を見続けているのであった。
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