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「準主役のクセになかなかメイン書いてもらえないんだぜ」
「うるせー」
「さっきからお兄ちゃんも星丸さんも誰に話しているんですか?」
ん?
確かに誰に話してんだろ?
「で……何故朝早く来た?」
「実は遠距離中の彼女からちゃんと朝食食べろってメール来ちゃって……
ほら……俺いつも朝抜きじゃん
だから達裄の家に来たら朝食くれるかなーって……」
「知らねーよ……
つーかおばさん作ってくれないの?」
「朝食食べてる姿みたら腹減るじゃないとか言ってんの
もう年なんだからダイエットなんて意味無いっての」
結局俺に非は無くやっぱり巻き込まれただけである。
「だから今日だけ」
「今日だけとか頼んでいるけどもう飯食ってんじゃん
もうしょうがないから食えよ」
つーかご飯5杯、味噌汁2杯は遠慮無さ過ぎでは?
「「「ごちそうさまでした」」」
なんとかハプニングを退け俺達3人は家を出た。
「これお弁当いりますか?」
恋は星丸のぶんのお弁当まで作っていた。
「いいの?」
「2人ぶんも3人ぶんも作るのなんて同じですよ」
もう恋は完全に主婦だった。
「ありがとう恋ちゃん
明日洗って返すからね」
本当にこんなバカの為に恋もご苦労だったな。
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