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男「で、なんだっけ?僕が変態でなければ好きになるんだっけ?」
メリー「あくまでっ!かもよ、かも!」
男「つーかそもそも僕は変態じゃない。君と話している時だけ変態になる必要があり、それは例えるならお祓いのようなものなんだ」
メリー「はぁ?」
男「恐らく古来から伝わっているであろう、霊を退けるには自分を慰めよという言葉があってな」
メリー「自分を慰める?」
男「実際に慰めている訳じゃないが。そういう風な態度を取り続けていればいいのでは、と思って今の変態的な僕に至る」
メリー「ぜんっぜん、1%も理解できなかったんだけど。特に自分を慰めるって辺りが」
男「おい、嘘をつくな。君とはいえそこまで清純でもないだろう」
メリー「わからないものはわからないわ。わたし、古い言葉は元より、遠回しな表現の口説い言葉が嫌いなの」
男「そういえば前にもこんなネタを振って不発で終わったんだった。なんてこった、メリーが性的会話に反応して電話を切るという、お約束になりつつあるオチが使えなくなってしまった」
メリー「なにぶつぶつ言ってるのよ。それより元々何の話をしていたか、あなた、覚えてる?」
男「むしろ今の僕はその記憶が吹っ飛ぶほど、今回の性的ジョークに対する君の反応の薄さに動揺してる訳だが。さて、もう一度保留にしておこうか」
メリー「今日のあなたはいつも以上に変ね。……何だか、興醒め」
ピー
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