第一話

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「で、魔眼のことなんだが…どういうことだ?」 「詳しくは言えないけど…私のタタリがでちゃってね~。ソイツは真っ先に消したんだけど、ソイツのせいで魔眼が増えちゃたのよ」 「(アレが増える…だと?コイツの能力は俺にとって危険すぎる…今のうちに殺っとくか………?)」 「で、貴方にはそれを悪用するものを消してもらいたいの」 「?よくわからない子だな、ホント。そんなやつら片っ端から殺していけばいいじゃないか」 「あなたに子扱いされたくはないわ。それと、今、魔眼を所持している人で一人だけ私の信用できる人がいるのよ。……まあ元々貴方がかなうような相手じゃないけどね」 「ようはソイツとドンパチしなければいいということだろう?」 「ええ。でもそれは私と貴方の一つ目の『契約』」 「契約?悪いが俺は人の下につくことなんてお断りだ」 「仕方が無いじゃない。別世界の貴方と同じようにしないと怪しまれるからね」 「? そっちはifがないのか」 あっちは結界で完全に確立された世界だからな 「あんた…」 「貴方…」 「「まだいたのか」」 ひどっ!!鬼畜!!悪魔!! 泣くよ?俺泣くよ? 「泣け。むしろ鳴け」 なに、コイツらコワイ        . 「で、アンタは何者だ?」 …薄々感づいてるんじゃないか? 俺は作し…いや、これは職名か……管理者、堕天使とでも名乗っておこうか? まあ紫ほど強くはないけどな 「でも私達がこうして出逢うのは貴方のおかげでしょう?ねぇ…物語の紬手さん」 違うな…無数の管理者が存在するが、その上に立つすべての始末を創る者のしたことの結果にすぎない 「そうかしら?私は貴方がいてこそのこの世界だとおもうけど」 「…俺にはよくわからんが…小さな花があってこそはえる大きな花だと思うがな……」 …その言葉の一つ一つさえ俺が言わせてるとしたら? 「?」 俺は俺の思い通りにこの世界を改変することができる だから俺は表舞台には立たず、世界の端で管理していた 俺の上はこの世界をいとも簡単に壊す そのための管理 俺は小さな花なんてもんじゃない その大きな花の栄養分にすぎない存在……
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