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鍵を閉め、ベットでくつろいでいるとうるさかったドアの向こうがいつの間にか静かになっていた。
帰ったのだろう。
とホッと息を吐いた時、部屋のドアが控えめに叩かれた。
「湊…」
「…なんだよ??」
元気のない弥生の声に思わず立ち上がった。
信者達に何かされたのか?
「湊…。ドア、開けて?」
「………しょうがねーな」
ガチャガチャ
「湊…」
ドアを開けると弥生がぎゅうっと俺に抱き着いた。
「どうした、弥生?」
やっぱりあの信者達に…??
「湊補給~」
「は?」
弥生はにこっと笑った。
「なんかあいつらの相手してたら疲れたからさ!湊補給~。あー湊、いい匂いー」
ぞわぞわぞわ!
一瞬でもこいつも心配した俺の馬鹿やろう!!
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