1029人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺は可愛くない」
弥生の真剣な顔…初めて見たかも…。声だっていつもより低い。
確かに弥生も男なんだから可愛いとか言われて嬉しい訳ないよな…。
「可愛いのは、湊だよ」
「…っ」
そのままの低い声で吐息まじりに囁かれ俺は思わずビクンとした。
「何言ってんだ。離せ」
「ふ~ん。湊、耳弱いんだ?」
「はあ!?…んっあ」
ありえないありえないありえない!
こいつ耳舐めやがった!
でも変な声がでた俺のがありえねぇ!
「可愛い…。もっと声、聞かせて?」
「や、め…っんっ」
こいつノンケなんじゃなかったのか?!
こいつがノンケだろうがゲイだがバイだか知らないが俺はノンケだー!
掴まれた腕を解こうとするが振りほどけない。
こんの馬鹿力!
最初のコメントを投稿しよう!