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昨日任された仕事、メールチェック。
その仕事を簡単確実にすべく自動転送設定をしに部室を訪れたのだが……
「あれ?もうメールが来てる」
パソコンを立ち上げた途端現れた受信アイコン。
とりあえず忘れない内に転送設定をし、メールを開く。
「なになに……」
送信者
『文芸部部長』
本文
『はじめまして。
突然ですが、いなくなった猫を捜して欲しいんです。
いつも部室にいたはずなのに一週間ほど前からいなくなってしまって……とても心配なんです。
餌を置いておいても一切姿を現さないし……。
いままでこんなことはなかったのでどうしていいのか……。
この程度のこと、と思われるかもしれませんが入部当時からいた私からすれば友人のようなものなのです。
詳しくはお会いしたときにお話します。
どうかお願いします』
「これは、なんというか……ベタだなぁ」
探偵部に、にゃんこ捜索依頼。
すごいベタな気がする。
「とりあえず部長といるかちゃんにメール、っと」
言われた通り二人にメールして、教室へと向かった。
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