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「あのさぁ、私、急に仕事の関係で外国にいかなきゃならないの。」
お母さんはいいにくそうに、外国にいくことを告げた。
「はい?じゃあ私たち転校?」
「外国行くの明日だから、沙稀と結衣は日本にいることになったの。で、明日から、瑞希くんと智希くんにさぁ・・・。この家に住んでほしいの。瑞希くんと智希くんは、2人暮らししてるから、マンションからこの家に来てほしいの。ダメかしら。」
ん?この家に住んでほしい・・・?この家に住む!?
『ダメ。ぜーったいダメ。』
結衣がすごく反対してるの差し置いて、お母さんは、どんどん話を進める。
「沙稀と結衣の父親とは、離婚してるし、2人きりにさせるのもあぶないし、多分、私2年は帰ってこれないから。」
それに対して瑞希は、
『おれたちは、いいですよ。』
「じゃあ決定ね。明日、朝早くにこの家出るから。2人とも早く起きること。」
ん?ちょっと待て・・・。お母さん2年って・・・。
「2年も!!」
「うん、だから2人に頼んでるの。じゃあ今日は解散。」
話は進んでいき、智希と瑞希と住むことが決定しちゃった。
次の日、起きてみると、本当にお母さんは、いなかった。手紙には、毎月お金を送るとかいろいろ書いてあった。
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