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ジミーは土の中から顔を覗かせた。だが誰もいなかった。前後の記憶がない。さっきまで近隣住民のお子様達方と楽しく遊んでおったはずなんだが。とかなんとか思い返すうち、誰かに日光が遮られ、視界が暗くなった。見上げると、深く知りうる顔があった。
太郎だった。太郎は腰を屈めて、ジミーの顔を覗き込んだ。そして、そのまま耳をあまがみした。
「ひゃうっ!?」
ジミーが情けない声をあげるものだから、太郎はただ失望した。だが太郎は続ける。ジミーの耳の穴に舌を沿わせ、息を荒くする。「あぁ… お、お兄ちゃん… んんっ!? ああっ… ん…」
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