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「もう、やだ。」
「何が。」
「アンタが何したって構わないけど、アンタの勝手に俺を巻き込まないでよ。」
「何の事や。」
「アンタが付きまとうお陰で、俺は邪魔者扱い!」
「何かされたんか。」
「朝、机と椅子がアリマセンデシタ。」
「…は?」
「休み時間、女子に沢山殴ラレマシタ。」
「ちょ、ちょい待ち!」
「昼休み、階段から突キ落トサレマシタ。」
「っな…!」
「左足首が折レタソウデ。」
「放課後には、金属バットで殴ラレ、右肩ガ暫ク使エマセン。」
「う、そ…。嘘やろ?!」
「嘘だったら良かったね。」
考えもせえへんかった。
俺のせいでアイツが傷ついてるなんて。
「だから。もう、付きまとうの止めてね。右腕が使い物にならなくなる。」
「う…そゃ…。嘘やろ…?」
ムカつく。
自分の責任を理解できないコイツが。
「うざ…。さっさと諦めろよ。」
「ぃ………ゃ。」
「嫌?俺だって嫌だよ。」
「イヤや…。オマエが傷付くんは…。」
「…は?」
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