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そして、朝方。 結局、家に帰っても彼のことを考えてしまい、眠れずにいた。 今日も朝から仕事なのに、これでは睡眠不足確実だ。 ――はぁ‥‥。 何を期待してんだろう。 所詮は、客でしかないのに‥‥。 俺なんか、彼の眼中に入るわけ、ないじゃん。‥‥だって、男だし。 バカだよなぁ、俺。彼の話を鵜呑みにしちゃって。 ――もう、寝よ‥‥。 半分諦めたまま、ベッドに入った。 寝た直後に、メールが着たとも知らずに‥‥。 優さんと楽しく喋ってる夢。 あまりちゃんと話したことはないのに。 自然と交わされる会話。 二人の世界に邪魔をする人は、誰もいない空間。 そんか、幸せな夢を見た。 中々眠れずにいた俺は、ギリギリに目を覚ます。 大慌てで、仕事に行く準備をして、携帯の存在を忘れ、置き忘れて家を飛び出した。 ・
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