145人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女たちは常連らしく、いつものように楽しんでいた。
そんな時、俺たちのテーブルに近付いてきた人たち。
「こんばんは。今日は、中々就けなくてごめんね。急に忙しくなってさ。」
「忙しいのはいいことだよ、オーナー。あ、早く座りなよ? 」
「はい。あ、今日は、優も一緒に就くから。」
「マジ?!ラッキー♪早く優も就きなよ。」
「こんばんは。彩菜さんに香織さん。久しぶりですね?!」
蚊帳の外になりつつある中、俺には全く分からない会話。
「本当だよ。あ、今日は友達も連れてきたんだ。」
そう言うと、俺を指差して紹介を始める。
「友達の和也。今日は気分転換に連れてきたんだ。」
「あ、どーも‥‥。和也です。」
素っ気無い挨拶。
――だってさ、こんな場所初めてだし、何話していいか、わかんねーよ‥‥。
「初めまして。優って言います。よろしくね!」
そう言って、俺に名刺を渡してから、右手を差し出す。
――これって、握手?‥‥なんか、ドキドキすんだけど。
握手を交わし、それからは、俺も含め、5人で盛り上がった。
・
最初のコメントを投稿しよう!