一目会ったその日から。

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ステージは暗いけど、 そんなに遠い距離じゃないから何をしてるかは解る。 狭い空間に遠慮がちに置かれたキーボードは、どうやって存在をアピールするのか気になって気になって。 こんな小さなライブハウスは同じようなジャンルのバンドを集つめてセッティングするんだけど1バンド目も、知り合いのバンドも、かなりのロック。だから、このバンドも、必ずロック。 少しだけ、悶々としていたら、 7分丈のシャツにハットを被った男の子は、キーボードの前になんと、椅子を置いて座ってしまった。 普通の事なんだけど、 バンドとなると、そんな人は見た事が無くて、 すごく、ひどく驚いた。 .
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