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平「な、何にもって・・・」
新「おい、そりゃあー・・・記憶喪失ってやつか?」
左「まじかよ・・・」
急に空気が重くなる
『・・・すみません』
近「いやいやっ!君が謝ることじゃない!」
山「そうですよ。記憶喪失になってしまわれたなんて、さぞかし怖いことがあったんでしょう」
『・・・・』
沖「ねぇ?君の記憶はどこからないの?」
『私の記憶は・・・』
たくさんの血と赤い炎
誰かの悲鳴と・・・
刀が交じり合う音
自分の意識がはっきりしたのは
すべてが静まりかえってから・・・
『・・知らないところにいきなり放り投げられたみたいでした。ただ怖くて・・・』
走って
走って
走りつづけた
誰かが追いかけてくる
捕まったらいけない気がして
夢中になって走った
『・・知らない人に捕まったそんなところに・・・』
沖「僕達が現れたって訳だ?」
『・・・はい』
土「おい、総司。その輩が長州の奴っていうのは本当だな?」
沖「間違いないですよー。あいつら僕等みた瞬間逃げようとしましたから」
新「長州の奴らに追われてたってことは・・・」
左「この子は・・」
平「長州にとって危ない奴とか・・・?」
『・・・・』
斎「・・・副長。少し調べる必要がありますね」
土「・・・そうだな。こんなガキ一人を捕まえなきゃいけない理由があるんだろ」
すると私の頭にポンッと大きな手が乗る
近「心配しなくても大丈夫。君の安全はこの新選組が必ず保障しよう!!」
平「・・・ってそれは・・?つまり・・?」
山「この子はここで・・と、言うことです」
『・・・え?』
沖「よかったね」
新「本当だぜ!記憶なら早く戻るように俺らも全力で協力するぜっ」
左「ああ。ここにいていいんだぜ?」
『・・・でも』
平「なーに、遠慮ぶってんの!大丈夫だって!!もし、長州の奴らが襲ってきても全力で守ってやるから!」
『・・・はい』
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