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山｢き、きえた？｣
桜『････』
平｢桜、大丈夫か？｣
桜『うん。私は大丈夫』
山｢･･･あの人達に見覚えは？｣
桜『････』
首を振る
桜『ごめんなさい』
平｢な、何で謝るんだよ！？｣
桜『･･･平助君も沖田さんも私のせいで、怪我させて･･』
平｢お、お前が悪いんじゃないしっ！｣
桜『･･でも』
山｢そうですよ。お二人が怪我をしたのはあなたのせいではありません｣
桜『山南さん』
沖｢近藤さん達が帰ってきたら、話さないといけないね｣
桜｢･･･そうですね｣
山｢それにしても、あの二人が奇襲なんてしなくてよかったですね｣
平｢えーなんでだよ！｣
山｢今、屯所には私達しかいません。それに沖田君や藤堂君を怪我をさせた人達です。本調子じゃない君達じゃ勝てる相手じゃありません｣
平｢そっ、そんなことないしっ！｣
沖｢そうですよ。僕は平助君と違って殴られて気絶なんてしません｣
平｢おいっ｣
山｢とにかく、桜君｣
桜『はい』
山｢まだ、いつ敵が戻ってきてもおかしくありません。土方君達が戻ってくるまで、誰かと必ず行動してください｣
桜｢は、はい！｣
沖｢･･･じゃあ、桜ちゃん僕といてね｣
桜『は、はい？』
平｢いやいやいや！？何でお前なんだよ！｣
沖｢桜ちゃん一番隊の隊士だし。何かあったら、怪我してる平助君より安心でしょ？｣
山｢･･･そうですね。藤堂君はまだ傷が癒えてませんし｣
平｢え！？俺なら、平気だし！｣
沖｢じゃー桜ちゃん。こっちおいで｣
桜『･･･はぁ』
沖｢じゃあ、平助君お昼お願いね！｣
私の腕を掴んで歩く
平｢おい！総司！！｣
遠くで平助君の声がした
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