102人が本棚に入れています
本棚に追加
/572ページ
太「世界……」
世「はい………蒼羅、奥へ行ってなさい!!」
蒼「?…何で?」
太「いいから奥へ入るんだ!!」
蒼羅は感じていた、2人の雰囲気がいつもと違う事を。
キキィ
バタタッ
青空家の前に車が止まり中から刺青や傷を付けた、いわばヤクザと呼ばれる集団が十何人と家先に居る。
男「青空 太陽ぉ、居るのは解ってんぜぇ、出てこい!!」
太陽は普通に外に出た。
太「お前らか、何のようだ?」
男「用件は解ってんだろ……テメェを殺しに来たんだよ」
ヤクザは街でも有名な『断極組』(ダンゴク)の集団だった。
太「ならば、また返り討ちにしてやるよ」
断極組からは何度か命を狙われている、何故かは未だに謎だが、来る度太陽が返り討ちにして追い払っている。
男「今回はそうはいかないぜ」
太「なに?」
ガチャッ
太「………海!?」
海「………」
車から出て来たのは太陽と世界の娘で蒼羅の妹の海だった。
...
最初のコメントを投稿しよう!