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マスター「そうか!行ってくれるか!」
リオン「ああ、不本意だけどな…」
リオンはげんなりしながら、そう言った。
マスター「じゃあ、明日の午前8時半にリゲイル学園に行ってくれ!特待生としてな?」
リオン「特待生ってことは、もう手続きは済ませてあるのか?」
リオンはその部分が気になり、マスターにそう訊ねた。
マスター「ああ、もう済ませてあるぞ?」
リオン「どっちみち、行くしかねぇじゃねぇか…ハァ~」
リオンは、マスターの手際の良さ過ぎに、溜め息をするしかなかった。
マスター「そうだ、お前正体はどうするんだ?」
リオン「隠す。」
リオンはキッパリと言い切った。もし、正体がバレれば学園中がパニックになるからである。
マスター「まあ、その最上級の魔封具の指輪と腕輪があれば大丈夫だろう。あ、学園長だけは、お前の正体はバラしてあるぞ?」
リオン「わかった。」
リオンはそう言って、静かに頷いた。
何故、リオンは、正体をバラされて普通にしているかと言うと……
リゲイル学園の学園長とマスターは知り合いだと、リオンは既に知っているからである。
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