魔法学園へ…

5/5
前へ
/19ページ
次へ
マスター「それと、リゲイル魔法学園は全寮制だと言うことは、知っているよな?」 リオン「ああ、それくらいは知っているぜ。」 リオンは少し笑いながら、そう言った。 マスター「まあ、話はこれで終わりだ。今日はもう部屋で休め。それと、ほれ!Aランクのギルドカードだ。」 マスターはそう言って、Aランクのギルドカードをリオンに投げ渡した。 リオン「おっと、サンキューな?」 リオンはそう言って、それをしっかりと受け取った。 リオン「じゃあ、俺、帰るぜ?」 マスター「ああ、たまに顔出せよ?」 リオン「もちろんだ、じゃあな。お休み。」 リオンはそう言いながら、マスターの部屋を後にした。 その時、マスターはリオンに向かって、こう呟いた。 マスター「リオン…楽しんで来いよ。今まで楽しめなかった分までな……」 それは、誰よりも、リオンのことを知っているマスターだから言えることだった。 赤炎の紅帝として、世界の為に頑張ってくれた、リオンに対しての長期休暇として、マスターは学園に行くことを勧めたのである。 そしていよいよ、リオンのリゲイル魔法学園での学園生活が幕を開けるのであった。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加