47人が本棚に入れています
本棚に追加
マスター「それと、リゲイル魔法学園は全寮制だと言うことは、知っているよな?」
リオン「ああ、それくらいは知っているぜ。」
リオンは少し笑いながら、そう言った。
マスター「まあ、話はこれで終わりだ。今日はもう部屋で休め。それと、ほれ!Aランクのギルドカードだ。」
マスターはそう言って、Aランクのギルドカードをリオンに投げ渡した。
リオン「おっと、サンキューな?」
リオンはそう言って、それをしっかりと受け取った。
リオン「じゃあ、俺、帰るぜ?」
マスター「ああ、たまに顔出せよ?」
リオン「もちろんだ、じゃあな。お休み。」
リオンはそう言いながら、マスターの部屋を後にした。
その時、マスターはリオンに向かって、こう呟いた。
マスター「リオン…楽しんで来いよ。今まで楽しめなかった分までな……」
それは、誰よりも、リオンのことを知っているマスターだから言えることだった。
赤炎の紅帝として、世界の為に頑張ってくれた、リオンに対しての長期休暇として、マスターは学園に行くことを勧めたのである。
そしていよいよ、リオンのリゲイル魔法学園での学園生活が幕を開けるのであった。
最初のコメントを投稿しよう!