時。

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――…… ……僕は死んだのか? ハッと目が覚めると目の前は青白く光っていた。 「?」 あの大男がいない。 母もいない。さっきまでカレーの匂いもしてたのに今は無臭。 さっきまでいた僕のいた家ではなく見覚えない不思議な空間に今いることが分かった。 ふわっと浮かび僕の体は鳥のように飛んでいる。 周りには壁などなく辺りは無限に広がっているように見えた。 「あれ?なんで僕生きてんだ……」 さっき大男に理不尽に殺されたのに生きてる。 いや、ここってもしかして死後の世界なのか。 「……そうだったら傑作だよな」 僕は誰もいない空間で一人寂しく、くくっと苦笑いをした。
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