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しかし、夏希は出なかった。
何回も何回もかけたけど一向に出る気配はない。
「まさか……」
僕は最悪な事態を想像してしまった。
あの大男が夏希を……。
僕は急いで外に駆け出し夏希の家へ走った。
「無事でいてくれ……!」
僕は無我夢中に走った。道行く人にもぶつかった。
でも構いもしない。
僕の家から夏希の家まではそう遠くない。
走ったら二、三分もかからないだろう。
しばらくして夏希の家に着いた。
何故か一時間ぐらい走ったような錯覚だ。
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