時。

28/49
前へ
/79ページ
次へ
――そこで目が覚めた。 何だか不可思議な夢だったけど気にもしない。 僕が起きたちょうどその時携帯が鳴った。 確認するとメールがきていた。 「誠からか」 内容を把握するとすぐに着替え、顔を洗いに洗面所に行った。 誠とは僕の友人であり親友である。 中学生の時は特別仲が良いって訳じゃなかった。 むしろ犬猿の仲だった。 でも、僕らはいつの間にか友達になっていた。 どうしてかはもう随分前の事だから忘れた。 それからというもの誠はずっと一緒にいる。 僕はさっさと用意して誠の元へと向かった。
/79ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加