親友?いいえ。ただの知人です。

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ということで今はファミレスの中にいる。 静太は入った途端店内をキョロキョロし始めた。 「おい。何やってるんだ?」 「かわいい娘探してるんだよ!! なあ?あの娘かなりかわいくね?」 静太の指の方を見てみると紗奈とあと一人知らないが、かわいい娘がいた。 もう一人のってコイツのド真ん中じゃね? つか紗奈に見つかりたく無いな… こんな変態が友達だと思われたくない。 「おい。あっち行くぞ変態」 紗奈と反対の場所に行こう。 「あっ。朔くんだ!!」 一番見つかって欲しくない人に呼ばれてしまった。 「なあ、朔斗?あれってお前の事じゃね?」 「ナニヲイッテイルンダイ?」 「なんで片言なんだよ!!」 そんなことをしている間に紗奈が俺の前まで来ていた。 「こんにちは。朔くん」 「お、おう」 「私達と同じ席にしない?」 「あ、ああ。別にいいぞ」 「やった!じゃあ早く来てよ。友達紹介するから♪」 「そんな焦んなくても逃げないから落ち着けよ」 そんな感じで同じ席になった。 いや…なってしまった。
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