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「ヴァァァ…」
「ぐっ…しまった⁉」
「先輩‼」
体制を崩した先輩に[アイツ等]の一人が先輩の腕に噛みつき、肉を裂いた。
「ぐわあああ‼」
「この野郎ー‼‼」
グシャッ‼💥
雅広は模造刀で先輩に噛みついた[アイツ等]の頭を砕いた。
「大丈夫ですか⁉」
義也が駆け寄った。
「何とかな」
だが、噛まれた腕からは血が流れ落ちていた。
ドアに群がっていた[アイツ等]を倒すと駐車場へ向かった。
「電車の方が良かったんじゃないの⁉」
「電車も[アイツ等]だらけだ‼それにいちいち倒してたらキリが無い‼」
雅広は鍵が付いたままのバイクに乗り、他の皆は先輩の車へ乗り、いつも部活の練習に使っている公園に向かった。
「一体、何でこんな事に…‼」
「さっき前まではいつもの通りだったのが…」
「一瞬にして地獄になったって訳か…」
「…そんな」
「………」
しかし、この出来事はまだ始まりに過ぎなかった……。
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