37人が本棚に入れています
本棚に追加
三人は塀を渡っているが怖さのあまりゆっくりとしか進めないようだった。
「うう‥怖いよぉι」
「…本当に怖いι」
「絶対に下を見るなよ!」
塀の下は[アイツ等]が群がっており塀を引っ掻くように掴もうとしている。
「ヴァァア…」
「アァァヴ…」
届きそうで届かない、[アイツ等]は三人に「降りて来い」と言わんばかりに腕を上に上げていた。
「ん?何か来る」
雅広は何かの音を聞こえたように呟いた。
「何か移動する物が近づいて来てる」
美野里も音を聞いたらしく気づいたようだ。
「何が来るのかな?」
静夜は分からないといった顔している。
この時、三人へ近づいて来てるのは助け舟だった。
最初のコメントを投稿しよう!