黄泉路を逝く者達

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街の封鎖を川越えで乗り切った一行は次の目的地へと向かっていた。 「よし、そろそろ陸に上がるよ」 ハンヴィーは向かい側の陸に上がった。 「えーっと、武器の確認をしておくか…」 雅広の使っていた模造刀はかなりの数の[アイツ等]の頭を割ってきた為にガタがきていた。 「コイツを使いなよ」 そう言って義也は雅広にショットガンを差し出した。 「ショットガン!?俺にはちょっと扱いにくいって!」 「そう言ってもナイツは俺が使ってるし…、M1は美野里さんが使うしMP5は馨くんが使うから」 「う……ι」 義矢に言われた通り、現状で残っているのはショットガンしか無かった。 「分かったよ。使わせてもらう」 そう言って雅広は差し出されたショットガンを手に取ろうとしたが…。 「その前に弾の入れ方を教えてくれないか?」 そう、撃ち方は知ってはいても弾の入れ方を知らなければ意味は無い。 「こうすればゲートが開くから此処から押し込めて入れるんだ。それから弾は五発が限界だから気をつけて」 そう言ってショットガンを渡した。 「分かった、ありがとう」
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