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車体や車輪に巻き込まれた[アイツ等]は頭を潰されたり壁に叩きつけられた。
「見ちゃダメよ!!」
結衣が必死に静夜の目を塞いだ。
目の前には窓があり、そこには頭を潰された[アイツ等]の首と血糊がベッタリと付着していた。
「何だ!?ブレーキが利かないぞ!?」
馨が慌ててハンヴィーを操作していた。
「血糊で滑っているんだよ!一回、ブレーキを止めてアクセルを軽く踏むんだ!」
義矢が的確な操作方法を促した。
「わ…分かった!」
馨は指示された通りにハンヴィーを操作した。
ガクン!
だが、余りに急激な操作をした為に車体のバランスが軽く揺らいでしまった!
「えっ!?」
突然の事で美野里は呆気に取られ道路へと飛ばされてしまった。
「美野里!!!!」
雅広は手を伸ばしたが後少しの所で届かなかった。
ドガッ!!
「あうっ!!」
美野里は勢い良く道路へ叩きつけられてしまい、背中と腰を打ってしまった!
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