37人が本棚に入れています
本棚に追加
「一体何なの!?」
「そうだよ…説明してくれよ!!」
「そうだ!そうだ!!」
「……ここから脱出する!!」
バタン!!
部室の扉が開いて先輩の1人が入って来た。
傷は負っておらず噛まれた痕も無かった。
先輩は急いで扉を閉めた。
「どうしたんですか?」
「…判らねえ、学校中がヤバくなったんだ!!」
下では[アイツ等]が扉を叩いていた。
「まさか、ゾン…」
「そんな馬鹿な…!映画じゃあるまいし」
雅広は義也の肩を掴んだ。
「だったら…下を見て見ろよ…」
雅広は親指で窓を指差した。
義也が下を見るとそこには[アイツ等]が4、5人群がっていた。
「ヴァァァア…」
「ッ…!!!」
「判ったろ…?」
そんな中で先輩が[アイツ等]に関しての情報をくれた。
「[アイツ等]は音に良く反応を示すんだ…それに倒すには頭を潰すしか無い!」
「でも、あれじゃあ脱出は難しいわね…」
「[アイツ等]は腕力は有りそうだしな…」
「じゃあ…コイツを使おう…!!」
義也はそう言って爆竹を取り出した。
「じゃあこのゴムで飛ばそう」
雅広はそう言うと自分の腹に巻いた、天然ゴムで出来た筋トレ用チューブを取り出した。
最初のコメントを投稿しよう!