序章…

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「一体何なの!?」 「そうだよ…説明してくれよ!!」 「そうだ!そうだ!!」 「……ここから脱出する!!」 バタン!! 部室の扉が開いて先輩の1人が入って来た。 傷は負っておらず噛まれた痕も無かった。 先輩は急いで扉を閉めた。 「どうしたんですか?」 「…判らねえ、学校中がヤバくなったんだ!!」 下では[アイツ等]が扉を叩いていた。 「まさか、ゾン…」 「そんな馬鹿な…!映画じゃあるまいし」 雅広は義也の肩を掴んだ。 「だったら…下を見て見ろよ…」 雅広は親指で窓を指差した。 義也が下を見るとそこには[アイツ等]が4、5人群がっていた。 「ヴァァァア…」 「ッ…!!!」 「判ったろ…?」 そんな中で先輩が[アイツ等]に関しての情報をくれた。 「[アイツ等]は音に良く反応を示すんだ…それに倒すには頭を潰すしか無い!」 「でも、あれじゃあ脱出は難しいわね…」 「[アイツ等]は腕力は有りそうだしな…」 「じゃあ…コイツを使おう…!!」 義也はそう言って爆竹を取り出した。 「じゃあこのゴムで飛ばそう」 雅広はそう言うと自分の腹に巻いた、天然ゴムで出来た筋トレ用チューブを取り出した。
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