1章

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1章

都市は風化し、生物の気配は無い。 空は黄色く、乾いた風だけが走っている。 その中を何かが歩いてゆく。 その何かはごわごわとした毛に全身を被われ、色は白と黒とに塗り分けられ、左肩の白い部分には赤い文字で「ぱんだ34」とプリントされている。
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