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「一体どうしたんにゃ?」
生駒屋敷へ品物を仕入れに来た藤吉は、いつもと雰囲気が違う生駒屋敷を怪訝に思い顔見知りの蜂須賀小六郎を捕まえて事情を聞いた。
「いやな、生駒の姫様が嫁ぎ先から帰って来たんじゃ。歳はいっておるが美しい姫様だぞ」
蜂須賀小六郎も藤吉へ訳を話しながらも御類が居る方角を気になるようにチラチラと見ている。
『どんな感じの女性なのかにゃ?』
藤吉は蜂須賀小六郎の話を聞いて、想像を膨らませた。
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