ありがとう。

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レン「カイト兄ー。いたらでておいでー。」 リン「全く…。あんなこと言われたくらいで…弱い兄さんだなぁ。」 広い広いパソコン内。 しかしやはり古いせいか、色が茶色がかっていて汚く見える。 ふと、レンはあるものに気づいた。 レン「…?なにこれ。」 リンが振り返った。 リン「ん?…亀裂?」 小さな亀裂が入っていたのだ。 しかもその奥からは小さなノイズが聞こえてくる。 レン「…早く見つけて戻ろう。」 リン「…う、うん。」 リンは不安になってきたようだ。 なんせ、この中にはインストールされた時以来入っていなかった。 その時はまだ綺麗な青色の世界だった。 レン「大丈夫だって。ほら…あ…。あれって…」 リンは指を差している方向に目をやった。 リン「あ…!」 そこには長い長い青色のマフラーをした青年が―。 リンレン「「兄さんっ!!」」 2人は走って向かった。
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