始まらない-物語-
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また同じ夢を見た。 ゆっくりと開いた眼に映る見慣れた天井。 新しい一日。だけど同じ一日。繰り返す毎日。 「……おはよ。」 母さんに一言呟いてパンを頬張りミルクで流し込む 時間がないな。 「いってきます!」 なにも返ってこないのはわかっているつもりだ 踵をかえして走り出す 最近興味があることがあるからか? 妙に身体が軽い
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