15人が本棚に入れています
本棚に追加
先生が黒板に席のマスを書いていき、そこに適当な数字が埋まっていく。
“7”は、後ろのど真ん中に書かれていた。
「マジかよー」
「あの席やだやだやだやだ」
「13番って誰ー?」
さっきより騒がしくなってきたころ、席の移動が始まった。
「絢、何番?」
声を掛けてくれたのは、小学生から仲良しの真希。
「アタシ、7番。真希は?」
「アタシは26番。うわー、離れてんじゃん」
「マジで?」
真希は近くじゃないのか。ラッキーセブンなのに、親友となれないなんて。
なんか、すっごく不安になってきた。
………なんでだ。
最初のコメントを投稿しよう!