プロローグ

4/8
前へ
/8ページ
次へ
  どんな子が隣かなー、わくわくする、なんて気持ちが薄れてきたころ、“7”の場所に到着。 まだ両隣、空いてる。 「(誰かなあ…、)」 ガタガタ机の移動の音が響く教室を、キョロキョロと見渡した。 ガタガタ。 ガタガタガタ。 と、そこに近づいてくる一つの影。 ガタガタ、ガタガタガタ。 …げ、嘘でしょ。 「あー、めんど」 そんなはずはない。 うん、ないないない。何かの間違いだ。 それにまだ、隣に来るって決まった…わけ… じゃ、ない…… 「ダル…」 あれ、止まらない。 ………まさか。 「ん、」 隣なんですか。  
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加