日常

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生徒会室のドアを開けると、カールのかかった髪をなびかせながら一人の少女が立っていた。 名前は音宮花梨〈学年2年生〉 お嬢様の生まれからか、どこか気品がある。 生徒会では書記を務める。 「おはようございます。お姉様方。」 『おはよう。花梨』 「花梨。こんな所で何をやっているの?授業はどうしたの?」 「花梨もお姉様方と同じSSのバッチを戴きましたの。」 『おめでとう。花梨』 「会長のんきに、おめでとうじゃないでしょ。花梨、あなたプラチナスターはまだでしょ?それがないと生徒会とはいえ、会長でも副会長でもない人は授業免除はできないわよ」 「え―そんな。くめお姉さまなら私の授業免除認めてくれるわよね?」 『えっ。花梨それは・・・』 「いくら、会長でもそんな権限ないから、分かったなら、ささっと授業に行きなさい。」 花梨はしぶしぶ、生徒会室から出て行った。
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