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「源次!お前ただでさえ
この学校で目立ってんのに
こんなに派手に
学校に出て来やがって!
お前には遠慮っていう
言葉はないのかよ!」
信貴は呆れぎみに言った
しかし、源次はパイプ椅子を
斜めにし、頭の後ろで
腕を組みながら言った
「だってあのハゲ
苦手なんだもん」
「お前はガキかよ😅」
また信貴は呆れて
オマケにため息もついた
「お前はただでさえ
教頭やDクラスの奴に
目を付けられてるんだぞ!
ちょっとは大人しく
してたらどうなんだ?」
源次はふと物思いに
ふけりながら信貴に言った
「俺は、縛られるのが
嫌いなんだよ
自由に生きていたいんだ
それに、俺には信貴が
いるからそれでいいんだ」
源次は少し暗くなり
静かにそう言った。
パイプ椅子からギシギシッと
嫌な音が鳴り続ける
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