その戦力差……未知数

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  「……って言うか俺、こんなのばっかりだ……」     「気にしない、気にしな~い♪」     「気にするんだよ!ってか、むしろ、お前が気にしろっ!」    寧耶は、笑顔で隣を歩く瑠奈の顔を睨みつけた。    しかし、その身長差が邪魔して……まるで見上げる様な格好になってしまう。     「……って言うか、お前、でかいよなぁ、ホント。いったい、ドンだけあるんだよ?」     「えぇ~?中学で、最後に測った時には確か……180くらいだったかなぁ?そう言う寧耶くんは?」    そう言って、寧耶に笑顔で訊ね返す瑠奈から視線をそらしながら、寧耶は口ごもった。     「ひ、ひゃくはちじゅう……くそ。俺より40cm以上も高ぇじゃねぇか。    俺なんて、小学校の頃から、ほとんど伸びてねぇってのによ……」    深いため息をつく寧耶の頭を、瑠奈が、優しく撫でながら笑顔で語りかける。      「大丈夫だよぉ♪そのうち、グングン大きくなるって。ねっ?」     「よ、余計なお世話だっ!」
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